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カットのケーキ「ガトー・ティラミス」誕生。よくあるティラミスは、味の弱いマスカルポーネのクリームとコーヒーの味(強めが多い)とココアパウダー、たまにオレンジの香りがついている。

ロールケーキ・ティラミスロール

ロールケーキ ~ティラミスロール~

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ティラミスロール・うしゃぎさん

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ロールケーキ・ティラミスロールロールケーキ・ティラミスロール

★ティラミス…80年代後半から、イタリアのデザート「ティラミス」がブームに。イタリア語で、ティラは「引っぱる」、ミは「私を」、スは「上に」で、「私を元気(陽気)にさせて」という意味のお菓子です。
ティラミスは、マスカルポーネを使用して、コーヒーの風味を効かした 「甘くほろ苦さのある」デザートです。


                                ★ティラミスロールの特長★
初級(まずは)→下のチョコの焼き菓子のほろ苦い大人の味が〝おいしい〟と感じます。そして、クリームたっぷりに〝満足〟
 
中級(そして)→中のクリームの、生クリームよりも数倍〝コクのあるおいしさ〟に感銘します。
  上級(さらに)→まわりのコーヒー風味のスポンジで〝なるほど、ティラミス〟と。バランスのとれた
〝新しい〟おいしさに感動
注意点→
濃厚で、重量感のあるティラミスロールです。一人で一本食べようなんて思わないで下さい。濃厚なため、無理です。カットのケーキのように、ワンカットをお皿に乗せ、倒して(食べやすい) じっくり味わってください。
問題点→名前は〝ティラミスロール〟ですが、
よくある淡い味のティラミスの味を想像しない下さい。分かりやすい、よい名前が、思い浮かばなかったのです。 


▼ここからは、詳しいおはなしです。 興味のある方は、読んでネ。


お客様から「ティラミスを…」というご要望が多かったのですが、おいしいティラミスを食べたことがなく、ティラミスに使う「マスカルポーネ」も、おいしいものとは思えませんでした。
 ティラミスって、おいしいものなの?
☆すべては、このマスカルポーネに出会ってから…

ティラミスロール用マスカルポーネ森永乳業さんの別海工場で新しく製造されたマスカルポーネのサンプルをいただきました。
  これでケーキを作れないですか?
   さっそく味見。自然な風味・淡いチーズの香りと口どけで、
     「これ、いけてる!」 よい素材と出会うとすぐに「ケーキの構想」。
                          
マスカルポーネを使うなら、やはりティラミスでしょう。
★マスカルポーネチーズ…もともと、イタリア・ロンバルディア地方原産の
生クリームから作られるフレッシュチーズのことです。脂肪分が多くてやわらかく、クリーミーな食感で、ほのかな甘味とバターのような風味があります。


☆カットのケーキ、 「ガトー・ティラミス」 誕生
新作のケーキ作り。
マスカルポーネを通常、生クリームとあわせます。マスカルポーネは、あわせる生クリームによって味に
大きな差が出ます。(パティシエの常識)
北海道産フレッシュクリーム(脂肪分45%)で自然なコクと旨みを出し、オレンジのリキュールでほんのりと
香りをつけました。 (このフレッシュクリームは、素材のおいしさを引き出すチカラを持っているのですが、
コストの関係orあわせる素材自体に自信がないのか、当店以外はあまり使われていません)
ココアスポンジにコーヒーリキュールのシロップ打ちで味にコクと深みをつけ、上にビターなココアパウダー。
しかし、ケーキの核となる味がない。
ティラミスは、淡い味のもの。当店のコンセプト「良い素材の持つしっかりとした美味しさ」では、この淡い味
では満足できない。
そこで当店の隠れた逸品、チョコレートの焼き菓子を大人の味にまとめて好評の「ガトー・クラシック・オ・ショ
コラ」とあわせると、これが「かなり、いけてる!」
いろいろな形や組み合わせで試作品を作り、右のような「ガトー・ティラミス」というカットのケーキが出来あが
りました。(下にガトー・クラシック、マスカルポーネクリームの間にコーヒーリキュールのシロップ打ちしたココ
アスポンジ、上にココアパウダー)
作り手、かなり満足な出来栄え。
しかし、お客様は…なもので、ガトー・ティラミスとってもおいしかったわ。(作り手、にっこり) 
この味で、ティラミスのロールケーキも食べてみたいわ。(えっ、このケーキ完成するのに1カ月以上かかったのに…)


 ☆ティラミスのロールケーキ作り → バランスが…、と・れ・な・い。
 

マスカルポーネクリームの淡い味・コーヒーの風味・チョコの風味・ココアパウダー、4つのバランスが重要


マスカルポーネのクリームは、このおいしさがBESTですので 「ガトー・ティラミス」 と同じ配合で。スポンジは、ココア味・
プレーンのたまご味・コーヒー風味…、共立てスポンジ・別立てスフレスポンジ・別立てシフォンスポンジ、とにかくいろいろ
試しました。
コーヒーの風味は必要→シロップ打ち or コーヒー風味のスポンジ。コーヒーの風味を強くしたスポンジでは、モカロールの
ような中途半端な雰囲気に。
チョコの風味は、ココアパウダーだけでは物足りない。味の核となるものが必要。やはり「ガトー・ティラミス」同様、ガトー・
クラシック・オ・ショコラのチョコの味が必要! 問題は、どうバランスをとってまとめ上げるか。
スポンジの味が強いと、マスカルポーネのクリームは淡いおいしさのため、スポンジの味が勝ってしまう。
スポンジの味を弱くすると、スポンジで巻く意味がない。上にふるココアパウダーの味だけがして、何のケーキか分からなく
なる。 「ガトー・ティラミス」のような絶妙のバランスがロールケーキにすると、とれない!
図の上は巻き込むタイプ、コーヒー風味のスポンジで巻き込んでみる。 →クリームが少ない。スポンジが多すぎる。
図の下は外巻きに、ココアスポンジで巻いてみた。 →ココアスポンジでは、味が強すぎる。
 4つの味のバランスがどうしてもとれない。
プレーンのたまご味は、合わない。スフレ・シフォンの軽い口当たりのスポンジにしても、
いまいち。コーヒーの香りのスポンジで巻いても、だいぶ近づいているのだけど…。
完成度が低すぎる。 マスカルポーネのクリームがメインのティラミスなのに、スポンジが多すぎる…、バランスが…、挫折(とりあえず、保留…)


☆新店舗に移り、新作のロールケーキを作ろうと…
ガトー・ティラミスが誕生してから2年。 心の奥では、ずーと 「ティラミスのロールケーキ」が…。
ある日、カットのケーキでたまにラインナップする、チョコレートのガナッシュとビスキュイスポンジ
のケーキ「チョコラ…」を作っていました。ムースのケーキや焼き菓子を作る時に使う「トヨ型」を
用いて。
作り方は、トヨ型にスポンジをひいて、ガナッシュを流し込み、こけももの実を入れ、冷蔵庫で冷や
し固めて、ショコラ・固形のチョコをうすくのばしたパリパリチョコ・ショコラ・最後にスポンジをひいて、
冷蔵庫で冷やし固めて、型から出して、上下を逆にして出来上がり。(平らな面が下になります)
出来あがったケーキを眺めて、
「スポンジで巻いてないけど…これって、ロールケーキに見えるよなぁー。」
 
                   この方法で「ティラミスのロールケーキ」を作れば…!
<さっそく、試作>
トヨ型にスポンジを型に沿わしてひいて、マスカルポーネのクリームをたっぷり流し込み、底にうすく
焼いたガトー・クラシックでふたをする。スポンジの量が減って、メインのマスカルポーネのクリーム
がたっぷりに。
コーヒーリキュールのシロップ打ちの代わりにスポンジを「コーヒー風味に」、これで一体感が出る。
ココアパウダーとの相性も良い。あとは、全体のバランスをとれば…。
ガトー・ティラミスのケーキは、コーヒーリキュールのシロップ打ちとココアパウダーを強めにしてます。
ティラミスロールは、マスカルポーネのクリームがたっぷりとコーヒー風味のスポンジが特長で、ロー
ルケーキの雰囲気が出ています。
スポンジでロール(巻いて)してないけど、見た目「ロールケーキ」ですよネ。
(作るのは、ちょっと大変だけど…)
ココアパウダーでお洒落して、つ・い・に 「ティラミスロール」 完成。


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更新情報
2010.8.30 リニューアル





コクのある
 
マスカルポーネクリームたっぷりに、


相模大野時代から続く隠れた逸品「ガトー・クラシック・オ・ショコラ」。チョコレートの定番の焼き菓子を大人の味にまとめました。

下に、ガトー・クラシックの
       大人のチョコの味
が主張して

コーヒー香りスポンジが全てを包み込んで


「チョコラ…」。トヨ型で作り、カットしています

ビターなココアパウダー
            おいしさを飾りました。


うすく焼いた「ガトー・クラシック」を敷きます。(こちら側が最終的に下になります)


トヨ型にコーヒー風味のスポンジをひいて、マスカルポーネのクリームをたっぷり入れます

当店、オリジナルのティラミスロール です。

※コーヒー風味のスポンジは、味を出すためにかなり水分の多い配合で、通常のオーブンでは膨らみが問題になります。当店で全国初導入した「石窯パティスリーオーブン」の遠赤外線効果により、きれいに膨らんで焼きあがりました。