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カットのケーキ「ガトー・ティラミス」誕生。よくあるティラミスは、味の弱いマスカルポーネのクリームとコーヒーの味(強めが多い)とココアパウダー、たまにオレンジの香りがついている。

ロールケーキ ~ティラミスロール~
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| ★ティラミスロールの特長★ ☆初級(まずは)→下のチョコの焼き菓子のほろ苦い大人の味が〝おいしい〟と感じます。そして、クリームたっぷりに〝満足〟 ☆中級(そして)→中のクリームの、生クリームよりも数倍〝コクのあるおいしさ〟に感銘します。 ☆上級(さらに)→まわりのコーヒー風味のスポンジで〝なるほど、ティラミス〟と。バランスのとれた〝新しい〟おいしさに感動 ☆注意点→濃厚で、重量感のあるティラミスロールです。一人で一本食べようなんて思わないで下さい。濃厚なため、無理です。カットのケーキのように、ワンカットをお皿に乗せ、倒して(食べやすい) じっくり味わってください。 ☆問題点→名前は〝ティラミスロール〟ですが、よくある淡い味のティラミスの味を想像しないで下さい。分かりやすい、よい名前が、思い浮かばなかったのです。 |
| ☆すべては、このマスカルポーネに出会ってから… |
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| ☆カットのケーキ、 「ガトー・ティラミス」 誕生 |
| 新作のケーキ作り。 マスカルポーネを通常、生クリームとあわせます。マスカルポーネは、あわせる生クリームによって味に 大きな差が出ます。(パティシエの常識) 北海道産フレッシュクリーム(脂肪分45%)で自然なコクと旨みを出し、オレンジのリキュールでほんのりと 香りをつけました。 (このフレッシュクリームは、素材のおいしさを引き出すチカラを持っているのですが、 コストの関係orあわせる素材自体に自信がないのか、当店以外はあまり使われていません) ココアスポンジにコーヒーリキュールのシロップ打ちで味にコクと深みをつけ、上にビターなココアパウダー。 しかし、ケーキの核となる味がない。 ティラミスは、淡い味のもの。当店のコンセプト「良い素材の持つしっかりとした美味しさ」では、この淡い味 では満足できない。 そこで当店の隠れた逸品、チョコレートの焼き菓子を大人の味にまとめて好評の「ガトー・クラシック・オ・ショ コラ」とあわせると、これが「かなり、いけてる!」 いろいろな形や組み合わせで試作品を作り、右のような「ガトー・ティラミス」というカットのケーキが出来あが りました。(下にガトー・クラシック、マスカルポーネクリームの間にコーヒーリキュールのシロップ打ちしたココ アスポンジ、上にココアパウダー) 作り手、かなり満足な出来栄え。 しかし、お客様は…なもので、ガトー・ティラミスとってもおいしかったわ。(作り手、にっこり) この味で、ティラミスのロールケーキも食べてみたいわ。(えっ、このケーキ完成するのに1カ月以上かかったのに…) |
| ☆ティラミスのロールケーキ作り → バランスが…、と・れ・な・い。 |
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マスカルポーネクリームの淡い味・コーヒーの風味・チョコの風味・ココアパウダー、4つのバランスが重要 マスカルポーネのクリームは、このおいしさがBESTですので 「ガトー・ティラミス」 と同じ配合で。スポンジは、ココア味・ プレーンのたまご味・コーヒー風味…、共立てスポンジ・別立てスフレスポンジ・別立てシフォンスポンジ、とにかくいろいろ 試しました。 コーヒーの風味は必要→シロップ打ち or コーヒー風味のスポンジ。コーヒーの風味を強くしたスポンジでは、モカロールの ような中途半端な雰囲気に。 チョコの風味は、ココアパウダーだけでは物足りない。味の核となるものが必要。やはり「ガトー・ティラミス」同様、ガトー・ クラシック・オ・ショコラのチョコの味が必要! 問題は、どうバランスをとってまとめ上げるか。 スポンジの味が強いと、マスカルポーネのクリームは淡いおいしさのため、スポンジの味が勝ってしまう。 スポンジの味を弱くすると、スポンジで巻く意味がない。上にふるココアパウダーの味だけがして、何のケーキか分からなく なる。 「ガトー・ティラミス」のような絶妙のバランスがロールケーキにすると、とれない! 図の上は巻き込むタイプ、コーヒー風味のスポンジで巻き込んでみる。 →クリームが少ない。スポンジが多すぎる。 図の下は外巻きに、ココアスポンジで巻いてみた。 →ココアスポンジでは、味が強すぎる。 4つの味のバランスがどうしてもとれない。 プレーンのたまご味は、合わない。スフレ・シフォンの軽い口当たりのスポンジにしても、 いまいち。コーヒーの香りのスポンジで巻いても、だいぶ近づいているのだけど…。 完成度が低すぎる。 マスカルポーネのクリームがメインのティラミスなのに、スポンジが多すぎる…、バランスが…、挫折(とりあえず、保留…) |
| ☆新店舗に移り、新作のロールケーキを作ろうと… |
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| ガトー・ティラミスが誕生してから2年。 心の奥では、ずーと 「ティラミスのロールケーキ」が…。 ある日、カットのケーキでたまにラインナップする、チョコレートのガナッシュとビスキュイスポンジ のケーキ「チョコラ…」を作っていました。ムースのケーキや焼き菓子を作る時に使う「トヨ型」を 用いて。 作り方は、トヨ型にスポンジをひいて、ガナッシュを流し込み、こけももの実を入れ、冷蔵庫で冷や し固めて、ショコラ・固形のチョコをうすくのばしたパリパリチョコ・ショコラ・最後にスポンジをひいて、 冷蔵庫で冷やし固めて、型から出して、上下を逆にして出来上がり。(平らな面が下になります) 出来あがったケーキを眺めて、 「スポンジで巻いてないけど…これって、ロールケーキに見えるよなぁー。」 この方法で「ティラミスのロールケーキ」を作れば…! <さっそく、試作> トヨ型にスポンジを型に沿わしてひいて、マスカルポーネのクリームをたっぷり流し込み、底にうすく 焼いたガトー・クラシックでふたをする。スポンジの量が減って、メインのマスカルポーネのクリーム がたっぷりに。 コーヒーリキュールのシロップ打ちの代わりにスポンジを「コーヒー風味に」、これで一体感が出る。 ココアパウダーとの相性も良い。あとは、全体のバランスをとれば…。 ガトー・ティラミスのケーキは、コーヒーリキュールのシロップ打ちとココアパウダーを強めにしてます。 ティラミスロールは、マスカルポーネのクリームがたっぷりとコーヒー風味のスポンジが特長で、ロー ルケーキの雰囲気が出ています。 スポンジでロール(巻いて)してないけど、見た目「ロールケーキ」ですよネ。 (作るのは、ちょっと大変だけど…) ココアパウダーでお洒落して、つ・い・に 「ティラミスロール」 完成。 |
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コクのある
マスカルポーネクリームたっぷりに、

相模大野時代から続く隠れた逸品「ガトー・クラシック・オ・ショコラ」。チョコレートの定番の焼き菓子を大人の味にまとめました。
下に、ガトー・クラシックの
大人のチョコの味が主張して
コーヒーの香りのスポンジが全てを包み込んで


「チョコラ…」。トヨ型で作り、カットしています

ビターなココアパウダーが
おいしさを飾りました。

うすく焼いた「ガトー・クラシック」を敷きます。(こちら側が最終的に下になります)

トヨ型にコーヒー風味のスポンジをひいて、マスカルポーネのクリームをたっぷり入れます
当店、オリジナルのティラミスロール です。
※コーヒー風味のスポンジは、味を出すためにかなり水分の多い配合で、通常のオーブンでは膨らみが問題になります。当店で全国初導入した「石窯パティスリーオーブン」の遠赤外線効果により、きれいに膨らんで焼きあがりました。