| 2004.9月下旬 うしゃぎさん2代目、いろいろあった店舗 |
| 店舗が手狭になり、賃料も割高だなぁと感じてたところ、知り合いの知り合いの方より、「相模大野駅の隣・町田駅のダイエーグルメシティ1F・ギガダイソーの表側の店舗をどうですか」というお話をいただきました。町田は都心に通勤するベッドタウンとして、昭和30年代後半から郊外に団地がたくさん建ち、その店舗は日本のハンバーガーチェーン店発祥の地で、昔はすごい人通りのところでした。 (今でもバスの発着の多さは、東京で渋谷に次いで2番目?) しかし、JRの駅が小田急線 の駅の近くに移動し、109とかもでき、町田の中心街は小田急線側に移り、その店舗は何回 か入れ変わりがあり、なにをやってもダメというところでした。 店舗が広くなるのと賃料が比較的安かったこと、ダイエーの店長さんがその場所でとにかく 定着してイメージアップアップをして欲しい。そして、うしゃぎさんが入るとすべてがまるくおさ まるから「ぜひ」と言われて、移転を決めました。 ここだけの話。その店舗で知り合いの方(メビウスという怪しい中間業者の人)とダイエーが 全国を見据えてコロネ(シュークリームのようなお菓子)の店を2月にOPENし、ダイエーだ けにすぐにコケて、責任問題の出る前にその店舗を引き継ぐところを探してたらしい…。 しかし場所、建物の持つイメージというのは大きいもので、地元の方々からはまったく相手 にされませんでした。(店舗の出入り口で浮浪者の方などが酒盛りをしていても、ダイエー の方は見て見ぬふり、本当に治安の悪い所でしたから当然なんでしょうけれど…) 移転当初は、相模大野時代のお客様、口コミで広がった学生さん、オープンの入りやすい 店構えで男性のお客さん、先入観のない地元の小学生….。 ここだけの笑い話。半年ぐらいたったある日、地元の良く来る(遊びに?)小学生たちに「こ このお店、もうすぐなくなっちゃうんでしょ」と言われ、「なぜ?」と聞いたら、「ダイエーの1階 のお店は1年ともたずになくなるから、ってお母さん達が言ってた。だから、近寄っちゃいけ ませんって…」と言われる始末。「私たちはダイエーとは関係ない個人店だから、大丈夫だ よ」と言ったら、「…じゃあ、ダイエーの人に脅されているの…?」と。 最初の冬に登場してフルーツロールに並ぶ人気商品となった冬季限定「いちごロール」、春 には北海道の知り合いの牧場さんに話を聞くことからはじめた「生乳ソフトクリーム」を作り、 2年目以降に季節のロールとして「クリームあずき桜」「マロンロール」も登場しました。 2年目から徐々に新しいお客さんがつき、ダイエーの店長さんもダイエーらしくない人(?)に 代わり(月野店長お世話になりました)、通り・店頭のイメージアップから始め、3年目にはだ いぶ定着してきました。 4年目には、情報誌るるぶ等で人気のロールケーキが紹介されるようにまでなりました。 でも、店舗は年季が入っていて(そりゃ築40年余りでボロボロ)、よくあるクレープ屋さんという 印象の外観で、厨房のレイアウトや空調、備え付けのオーブンそして貸主がダイエーという、 すべてにケーキを作るのに限界を感じてました。当店のケーキの味を知ってる方からは、「な ぜこのような場所でやってるのですか?」とよく言われました。 |

うしゃぎより一言。その節はクレープの皮をありがとう。おなかいっぱいになると、みんなにお尻を向けながら寝ていて、ゴメンなさい。
| うしゃぎさんのお店の説明 |
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| 2009.3月 既存のお客様からよく聞かれる、なぜ移転 |
| 2008年のクリスマス前に、ダイエーの本社から正式な理由もなく、契約は2月まで。3月から条件(賃 料)を大幅に上げるが…。話し合いの場で、本社の方はお客様のことより利益が一番大事という感じ。 ?と思いながらも、町田店の現状の問題(治安の悪さやイメージ、その他実情)をお話したのですが、 「警察沙汰になったり苦情が毎日ひっきりなしにあるんだったらまだしも、そんなの関係ない。そんな ことに対応しても、売り上げが上がるわけでもないので」と。ダイエーの経営理念「お客様のために、 地域のために」というところで当店と結びついていたのに、「そんなもので給料が上がるわけでもない ので」と応える本社の担当。当店にわざわざ足を運んでいただいたお客様のお金(売り上げ)の一部 が、そのような社員の給料の一部になることが、ほんと当店のお客様に申し訳なくて…。 気持ちが離れました。もともとが、望んでこの場所を選んだわけでもないのに。むかし店長が小さい 頃バスに揺られ原町田駅に来た時、人で自転車でごったがえしてるこの店舗の前を通った記憶が あり、なにかの運命なのかなという気持ちでがんばってきたのですが…。 実際、お菓子作り以外のことは、煩わしいだけで…。 あとでこの話を地域の不動産屋さん、製菓業者さんや知り合いの方々にしたのですが、「ダイエーだ からそんなものですよ。それよりひどい噂とかいろいろありますよ」と言われ、「もう、かかわらない方 がいいですよ。最初から心配してたんですよ」とも。 もともとこの仕事は長時間労働で、求めれば求めるほどキリがなく、楽しいけど理想と現実のギャッ プがあり、店を味を維持してく大変さもあり、店を辞めるという選択肢もありました。なじみのお客様 からは、「せっかくおいしいものを作っているんだから。ここの味は特別で、代わりがないんだから」 と言われ、「この味を何故、広めないの。いくらでも売れるだろう」と叱咤激励されました。 それなら、近くで新しい店舗を…。 新店舗選び。よくある郊外型で駐車場を備えた店舗も考えたのですが、作り手のスタッフを抱えると どうしてもよくある一般的な味になってしまうだろうなーと。例えば生クリーム。現在、4種類(銘柄)の 生クリームを使ってます。各ケーキにあうようなレシピで各々の配合・泡立て方をしていますが、スタッ フをかかえるとミスのないようによく使われるコンパウンドの生クリーム1種類のレシピになったり。 それに銀行から資金を借りても、そのために仕事をしているようになりそうで。 店をはじめた時のコンセプト通り、私たちが出来る範囲のことをホームメードで作ろうと。店を大きく することよりも、作りたいものを、納得のいくものをホームメードで、そして作り手もエンジョイ(楽する のでなく、楽しく)しようと。 【作り手・もちつきより】 今回の件でいろいろありましたが、収穫もありました。「お客様の期待に応えるために仕事をしている。」そんな当たり前のことに気づいた出来事でした。 町田からのお客様からは、「独立おめでとうございます」とよく言われるのですが、違うんです。相模大野の時からの個人店で、たまたまダイエーさんのとこで営業してただけなんです。 私的には、最初からこの場所はどうも・・・。 |
| 2002.9.11 うしゃぎさん誕生、ちっちゃなお店 |
| 相模原市相模大野・女子大前通り・伊勢丹ロービーファイブJTB向かいに、自宅から徒歩で通える「相模大野」の6坪程の小さなところで、2002年9月11日に誕生しました。 ケーキとクレープという新しいスタイルのお菓子屋さんとして、気軽に入れるお店(女性・男性・大人・若者・子供、みんな気軽に入れて「ご贈答用」ではなく「おやつ」を買うような家庭的な雰囲気)として、店内はアンティーク調でかわいらしい空間の、ちっちゃな夢がつまったようなお店でした。 せっかく店をやるのだから、他と同じことをするんじゃつまんないじゃん(地元育ちの店長の 方言=じゃん)、わざわざ当店にご来店いただくのだから、「当店にしかない味、おいしさ」に こだわろうと。素材にこだわり、厳選した素材を活かした味(料理で例えると、京料理に近い かも)。 むかし小さかった頃、『玄関を開けたらあまーい、なんともいえない、い・い・に・お・ い』お母さんが台所でお菓子作り、わくわくしたあの瞬間(ときめき)、そしてシンプルだけど 本物の味。そんなイメージ=ホームメードの味を表現できたら…。それが受け入れられた ことが、大きな喜びでした。 私たちは専門の学校を出てるわけでもなく、有名な洋菓子店で修業したこともありません。 「当店のお菓子の味は、他の店と違う」とよく言われます。今思えば、洋菓子では当たり前と 思われてることや、リキュールやエッセンスの使い方、既存の味や方法に染まっていなかっ たことが、味の大きな違いになったのでしょう。もちろん、作り手の好みも大きいのですが…。 当時から続く主な商品は、オープン当初からの人気のフルーツロール。ビスキュイ生地の ショコラロールは、ガナッシュのケーキ・チョコラ…に。最初の年のクリスマスケーキだった チョコレートロールは定番のロールに。2年目に「たまごロール」(当時の名称は、うしゃぎさ んのロールケーキ)が誕生しました。 移転とともにオーブンが変わり、オーブンに適した仕上がりになるようレシピを微調整、そし て日々の磨きこみ、しかしコンセプトは当時のままです。クレープも基本的にオープン時のレ シピですが、たまご等の素材の味が進化してますので、それに合わせた調整はしています。 小さなお店だったため、お客様との距離がとても近くコミュニケーションがとれたお店でした。 今でも、当時からのお客様がひと駅離れたちょっと隠れ家的な新店舗にお越しいただいてる ことに、「感謝」です。中学生だった生徒さんが成人し、女子高生さんも社会人になり、女子 大生さんが子供連れで来店して下さり、相模大野時代の話で盛り上がりました。当時のまま の店を残せていれば…ゴメンなさい。 先日、「移転のたびに広くなるわネェ、最初はほんとに狭かったわネェ」と言われました。 今思えば「6坪」は狭かった。でも、手を伸ばせばなんでも届く、「ちょっと好きな」お店でした。 |


大きなクマも一緒に、2度目のお引っ越し。
| 2009.3〜 うしゃぎさん3代目 新店舗 |
| 新店舗は、裏通りの路地にあるイタリア製のレンガ造りの外観のお洒落な洋館の1階。前の店舗とは、すべて正反対。今までは人通りのある便利なところでがんばってきたので、今度はお客様に来ていただこうと(申し訳ありません)。良くある味ではないので、食べたい人に足を運んでもらおうと(ほんと、申し訳ありません)。 旧店舗のある休日の出来事。人通りの多い日で予想以上に生クリーム系のクレープが人気で、親子 連れさんが行列につられて生クリームのクレープを買われました。店頭・メニュー表にはよくあるクレ ープではなく、生クリームの説明も書いてあったのですが、お子様が食べて「味がしない」と持ってきま した。スプーンですくって食べてみると、甘さ控えめで生クリーム本来の持つ濃厚なおいしさでしたが、 よくある絞り出し袋の植物性のバニラの香りの甘い生クリームが好みだったらしく、粉糖をかけて甘 ーくして渡しました。そのあと生クリームが終了となってしまい、遅くにご来店下さったお客様が生ク リームがなくてがっかりでした。 味は好みです。ケーキもクレープもよくある味になっていないため、食べたい人に食べていただきた い。人通りのある場所で、当店の味の説明を見ずに買われ、好みにあわなくてお客様はがっかり。 作り手としてもがっかりです。それなら、人通りのない隠れ家のような場所もいいのかなっと。 前の店舗で使用していたオーブンは容量・能力・仕上がりに限界があり、新店舗に移転と同時に、 石窯パティスリーオーブン「エレガンス」を全国初導入しました。(前の店舗では搬入口が狭くて入り ませんでした) 味のこだわりに加えて、生地の仕上がり・スポンジの完成度にもこだわりたかった のです。前の店舗ではダイエーが管轄のため、ホームページや問い合わせの多い地方発送やネッ トショッピングも出来ませんでした。 新店舗では、初代店舗(相模大野)のようなアットホームでちょっとお洒落でかわいらしい空間にして ます。(ほとんど趣味?) 前店舗のお客様(特にお子さん)は、きれいになったねーと言われ、相模 大野時代を知ってるお客様からは「やっと、うしゃぎさんらしくなった」と納得の感じです。移転しても、 味(おいしさ)は変わりません。 オーブンが石窯にかわり、生地の食感・完成度が上がりました。 |



クレープは、違う3種類の配合なんです。



フルーツロールといちごロール。同じ3種類の生クリームを使ってますが、配合が違うんです。
建物の外観。6階建ての1階です。
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| 当店には、フランス菓子や季節のフルーツの色とりどりのケーキはありません。大きなショーケースの前でケーキを選ぶ楽しさもありません。卵を泡立てて焼くスペインで生まれたお菓子、ポルトガルより日本に伝わりショートケーキ・ロールケーキ・カステラ…≠ノ発展しました。 そんな日本の洋菓子を中心に、厳選した素材で厳選した品数をお作りしています。 当店のお菓子を食べると、「ちょっと懐かしい味がする」とよく言われます。昔の家では当たり前だった味、そんなおいしさ=ホームメードの味を追求しています。 もし、スポンジに卵のおいしさがいっぱいと感じたら、それは良い素材・卵を作り出した生産者のおかげです。私たちはただ、良い素材を前面に出した味にまとめあげただけなのです。 私たちのお菓子に対する想いを込めて……。 (当店は個人店のため、作れる品数に限りがあります。 ご了承ください。) |
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☆地元・相模原にある「昔の味たまご農場」の安全でおいしいたまごのみを使用しています。
☆ロールケーキをメインに、カットのケーキは店長の気まぐれで数品。石窯スイーツ(カステラ・バターケーキ)・クッキー等の小袋・たまごいろクレープ・生乳ソフト…
☆手作りですので、作れる品数に限りがあります。
☆リキュール・エッセンス・添加物にたよらず、良い素材の持つおいしさを前面に出したしっかりとした美味しさのお菓子になってます。
バニラ(エッセンス)の香りは卒業しましょう。
☆ケーキの予約・お取り置きは、電話でも賜ります。

こじんまりとしたお店です。小さなテーブルが3つ、右奥が石窯オーブンです。
☆ケーキそれぞれの美味しさを追求しているため、クリーム・スポンジ等はすべて異なる味(おいしさ)にしています。
☆デコレーションケーキ(オーダーメードケーキ)は、お客様のご希望にあわせてお作りしてますので、予約のみとなってます。(ご来店のみ)